字幕のない世界

イギリス留学を経て国際結婚した筆者が語る、英語と映画と海外の話。

「ボリショイ・バレエ」Bolshoi


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おすすめ度 : ★★★★★★★★☆☆

 

こんにちは、ジェシカです😄

ご訪問ありがとうございます。

 

今回ご紹介するのはバレエ最高峰のひとつ、ボリショイバレエを舞台としたバレリーナのお話。

主役も周りを固めるキャストも本物のバレエダンサー達なので、美しいポーズや踊りが見られますしバレエファンとしては出演者たちの佇まいを見ているだけで満足できました。

 

例えば、ナタリー・ポートマンが主演した「ブラックスワン」ですが、ストーリーは素晴らしかったし、踊りのシーンは合成でプロの身体を使ってるので文句はありません。ただ、いくらナタリーが幼少期にバレエをやっていたことがあって映画の撮影のために訓練をしたとしても、長期間に渡り日々たゆまぬ努力を続けてきた本物のバレリーナの身体の筋肉やラインと違うのは一目瞭然です。私も20年ほどバレエに打ち込んできたので、真剣にバレエと向き合ってきた身体かどうかは見ればすぐにわかります。

そういった点ではやはり本物のバレエダンサー、しかもスタイルの良いロシア人達がバレエの世界を演じると説得力と迫力があります❇️

個人的には、主人公が昔スターだった男性に見いだされてボリショイのオーディションに行くまでの経緯をもう少し丁寧に描いて欲しかったのと、子供時代と大人になってからのタイムラインがごちゃまぜになっているのが少し残念でした。

 

終盤で元パリ・オペラ座のダンサーだったニコラ・ル・リッシュが出てきます。

彼が出てきたところから英語での会話が多くなりますが、ロシア訛りとフランス訛りがけっこうキツイです(笑)

 

まぁ、色々な楽しみ方が出来ると思うのでバレエを知らない方達にも是非見ていただきたい作品です✨